2012.05.15

近頃の学校は・・・・
5月に入って、いろいろな中学校、高等学校が説明会を開くようになってきました。
また各地で毎週のように、合同相談会 という、多くの学校が一堂に会した会場で直接先生がたから
お話を個別にお聞きできるチャンスがあります。
さて、この説明会、どう利用するといいのでしょうか?
多くのお母様方が
実際には何を聞いたらいいのかその場では分からなくなってしまう
とおっしゃいます。そこで、お母様方に同行して、
ご一緒に、お話を聞きましょうということをしています。
不景気になって、企業や団体では、経営の合理化、効率化が叫ばれています。
もちろん利益が必要なのですが、今と同じ利益をあげ続けるためには、
今より拡大成長(expansion)しなくてはならないという、何とも悲しい時代です。
同じであろうとするためには、変わり続けていなければならないのです。
そこで質問は、
昔と比べて、どう変わりましたか?
今の問題点はなんですか?
これからどう変えていきたいですか?または、なにを変えたくないですか?
とまぁ、こんなことになっていきます。
いろんな情報が取れるのですが、私はたまたま担当になった先生の、ごく個人的なご意見を
伺うようにしています.
ある集団を性格づけ、方向づけるのは、
ほかならぬ、メンバー構成に尽きる、と思っているからです。
メンバーの個性が、そんな個性の存在を許すなら、そういう集団なんだと理解します。
そうなってくると、集団の一員であるということは責任のあることですね。
さて、意外とこの説明会で、不用意な先生がた
にお会いできるから楽しいのです。不用意な質問をされると、その人の生の声が出てきます。
「どうして先生になられたのですか?」
「嫌いな、困った親子(人)ってどんな親子(人)ですか?」
こんな質問は、私が生徒だったら、『先生…あのさぁ・・・』と思わず聞いてみたいのです。
私の子供がこの質問を投げかけた時、、どうこたえる先生がいるのか、これが大変興味深い。
先生って子供の話し相手になれないと。ですよね?
失敗をこわがらない先生、度胸がない先生、自分を控えて慎重な先生、一緒に泣ける先生。
多彩な人材をそろえておく学校。その先生方を統率できる愛される校長先生。
そんな学校を見つけていきたいです。
でも本当は、
自分こそがそういう人間なのか?ということなのですけれどね。
学校相談会とやらに、これからも足を運んでみたいと思っています。
# by Nagami Prep School | 2012-05-15 11:09 | Trackback
2012.05.04

これから世の中がどんなふうになるのか…
それを考えたいときは、今の子供をみるといい、と以前読んだ本に書いてありました。
筆者は、時代の予測にとりわけ長けた経済学者。
なるほど、読み進めていくと、面白いほどその筆者の予測は当たります。
考えてみれば、当然ですが。
ある集団の、何年かのちの雰囲気を知りたければ、その集団を構成するだろう人はだれ?
と考えるだけでいいのです。
観察と、想像力。
毎日の勉強にも、これが必要です。
私が、受験勉強でもっとも大切にしてきたのも、この観察と想像力です。
誰が、どんな人が、どんな気持ちで問題を作っているんだろう?
その人たちにとって、今、一番の懸案はなんだろう?
どんな生徒が好きだろうか?そして嫌いだろうか?
私の勉強はこんな逆算の繰り返しでした。
今までの問題を、よーく見ると、訴えかけてくる何かが見えます。
こんな風に勉強してほしいんだろうなあ…と考えて、そのとおりにやってみました。
相手のことを考えるのは、難しいし、面倒です。とくに若い時は、なかなかできることではありません。
自分なり、がやっとできてきた年齢に、酷な要求かも知れませんが、
それでもあえて、要求します。
どうしても、自分で変身したい、と思う力の強さだけが、
実は偏差値とか、そんな類のものを規定しているのではないですか?
実は、仕事も、毎日の暮らしも、この連続ですね。
子供に、もっと勉強をさせる、とか、あいつは駄目だとか・・・
まず自分を変えましょう、とみなの合言葉にしています。
# by Nagami Prep School | 2012-05-04 01:06 | Trackback
2012.03.30

ここは日本。だけど、今日から外国。
外国に行って暮らそうと、思いつめていたことがあります。
日本で暮らしていて、いろんなことがうまくいかなかったときです。
もちろん、仕事もないし、お金もないし、いったいどうやって暮らすのかも
何にもちゃんと考えていなかったので、これは実現するはずもなかったのですが、
不思議なことに、シュミレーションだけはちゃんとしていたのが、今となっては滑稽。
結局、求めていたのは自己変革。
自分を変えたい、自分が頑張れる環境を得たい… こんなことを思っていたわけですが、
準備の渡航チケットを前に、寝ずの一晩。
何を私はしたいんだろう?
環境を変えることは難しいです。
家族も、友人も、変えることはできません。
学校や、職場も、つきあう人々も、変えることはできません。
長い、長い、思案の結果、明け方ようやく気付きました。
明日から、ここが外国だと、思えばいいんじゃん。
やってみればできるもので、外国だ、と思うだけで、いままで怒っていたことが、
ふうん…面白い、と思えるのです。
海外生活も二年を超すと、初めの二年の繰り返しになるんだ、と
友人が言っていました。
人間は二つのところにはいられないから。
二つの学校に通えるわけでなし、二つの職場に通えるわけでなし。
二人の人と付き合えるわけでなし。
今、自分が持っているもの、もう一度、見直そう。
生まれ変わって、外国から、この日本にやってきた。
そう思って暮らしはじめて何年になるかな。
今の暮らしで、じゅうぶんです。
# by Nagami Prep School | 2012-03-30 02:30 | Trackback
2012.03.08

公立中学一年生の娘がいます。
期末テストの英語の点数が、とんでもないことになっていました。
見ると英語のワークブックをやっていないところがたくさん。
「どうしてちゃんとやらないの?」と、尋ねたら、
「宿題じゃないし、提出でもなかった。やりなさいって言われてないもん。」と、
こんな答えが返ってきました。
英語の話ですが、
“WORK”という語は本来、“コツコツと、自分が自分のために努力すること”を意味するそうです。
一方で、いついつまでにやっておきなさい、と課された仕事は“TASK” です。
出来たらこうしてもいいよ、なんてご褒美がつく仕事は“JOB"と言います。
子供たちは、勉強するということを、3つのどれだと思っているでしょう?
「自分のためでしょう? やった方がいいに決まってる。」 と、続けると、
「やんなくていいって先生が言ったもん。やれって言われてないし。」と、すれ違った返答。
今日はここでおしまいです。
娘は、自分の勉強を、MY HOMEWORK とは思っていないのですから。
公立の生徒でも、私立の生徒でも、成績が良くない子は、決まってWORKをしていません。
やれと言われるまでせずに、なるべくやらずに済まそうとする。
テストの対策は、気に入った先生の、気に入った教科だけ。そんな子が多いです。
わがままだよ。と叱ったりもします。でも、効き目はありません。
子供はみんなさびしがり屋です。
独りぼっちが大きらいです。
誰も気づいてくれなくて、自分だけがいい子で頑張っていると、
忘れられそうな気がして、怖くなります。
がんばっている自分だけが取り残されて、損した気持ちになるのです。
「やめちゃおうかな。やんなくても平気じゃん。」そんなときに思います。
成績のいい子たちの中にも、やっぱり寂しい子がいます。
こっちを見て、と思っています。いい点取った、と持ってきます。
みんな、寂しいのでしょう。
ずっと勤務医だった私の母は、私をみるのを忘れていました。
仕事に忠実で熱心な、尊敬できる女医さんです。
小さい頃、何枚あるか分からない程の100点の答案を、机の上に積みあげました。
だからなに?わたしは、けっこう寂しい子でした。
もうやめようかな。 何度も思いました。
いつまでがんばったらいいの? と、努力が果てしなく思えました。
そんな私を見つけ出して、救ってくれたのが、公立小学校の先生でした。
「まさえちゃんはいい子ね。ほんとうにいい子ね。」とずっとずっと言い続けてくれました。
私はいい子なんだ。と思ったのを覚えています。
努力をして、いい子でいようと、思いました。
頑張るって寂しいことです。
どんなことも、真剣に取り組んだら、じぶんしかいません。
勉強は独りでするものだから、寂しいのがきらいな人には、ちょっときついときがあります。
だったら友達と一緒にいたい。自然なことです。仕方がないことだとも思います。
だから、先生と一緒にやろう、と誘います。
ほんとうは、塾にお金をかけない方がいいのです。でも、なかなか一人でできません。
いい点じゃなくても、誉めてあげてください。
寂しい気持ちと闘っているだけで、精一杯の子もいます。
ほんとはすごく優秀なのに、ちゃんとやっていない子がいっぱいいます。
優しい子ほど、さびしがり屋さんです。大事にしてほしいのです。
いい成績を修める子も、他の子とそうは変わりません。
彼らは優秀というよりは、たまたま寂しさのベクトルが、誉められることに向いただけ。
子供は親に好かれようと必死です。
あなたが大切、と私は言います。
だから、自分でも、自分を大切にして、ちゃんと育てて。
やったら何だってできるじゃない!
大事にされると、人は変わります。勉強します。自分のために、WORKします。
人を大切にしなさい。とシスターに言われて育ちました。
自分は出来ても、出来なくてもいいから、人を大切にしなさい。
進学校に数えられながら、素晴らしい教育でした。
勉強も、WORKも、人のためです。
自分が出来れば、誰かが救われる。そんな風におもってました。
強くないと優しくなれないよ。と教えてくれた人がいます。
他の人を助けてあげられるくらいに、強い人になれるように、
さあ、一生懸命、WORKをしましょう!
# by Nagami Prep School | 2012-03-08 09:25 | Trackback
2012.03.01

私が18の時、ちょうど医学部に入学を果たしたのと、
皮肉にも全く同時に、父親の病気が見つかりました。肺がんでした。
54歳だったので、やはりまだ若いと言われる歳で、父は他界しました。
たったの3カ月の闘病の始まりは、私の医学部入学式の日の、片肺摘出という大きな手術で、
終わりは暑い夏の朝でした。
こうして私は、意気揚々と“お医者さん”になろうと入学した矢先に、
まず真っ先に、患者さんの家族になったのでした。そして、誰より尊敬していた親を亡くし、
なんだか途方に暮れてしまいました。
そうなってようやく、自分がそれまで、極めて恵まれた環境があったからこそ勉強ができ、
心を乱すものがたいしてなかったから、たまたま勉強を楽しんでいられたのだと気がつきました。
子供が成長していく中で、心がかき回されることはたくさんあります。
不安になり、怖くなり、悪い夢を見たり。
また、なんとなく寂しかったり、物哀しさにやり切れなくなる。
こういうときが、娘にもあり、それに対して小学校は、手がかかるから面倒、と言いました。
先生方が教育法の研究に没頭したい、そんな学校でした。
小学校が、子供を支えなくてどうするのでしょう?
健全な状態でさえ、勉強は時に、厄介で難しいのに、傷んでいる子に対して、面倒、と言いきって、
教育がなりたつのでしょうか?
私たちは学校をやめて、公立小に移りました。
それから、親子して公立小に救われ、温かいお友達の力が、娘の学校不信を払拭してくれました。
あの経験がなくては、娘は世間は冷たいもの。悩んでいる人は迷惑な人。
と思ってしまったに違いありません。
勉強をしていく中で、苦しい事がたくさん出てきます。
その中には、恋愛や、挫折や、恥ずかしさや、はっきり言って、あんまり勉強と関係のない事が、
沢山あります。年齢が上がれば上がるほど、それは多くなっていくようです。
十代は苦しい時。二十代は忙しい時。三十代は、まだまだあきらめたくない時。
心が落ち着かない時に、勉強しに来てください。
学問は人間の社会を豊かにすると、先日、新聞にありました。
地動説が正しくても、正しくなくても、人々の暮らしは変わらなかったそうです。
数学ができても、原子のつくりが分かっても、歯を磨いてから寝る、というような日常は
あんまり影響を受けません。……でも、
へぇー、そうなんだ…。
と思うだけで、今までとは違った、ちょっと大きな見方ができて、
人間は少しだけでも豊かになるそうです。
ちょっと関係のない事が、私たちの悩みを小さく見せて、周りの世界がどんなに大きいか…
助けてくれると思います。
父がいなくなって空虚な毎日を、空を見ながら、テニスをして過ごしました。
泣きたくなると、空を見ていました。
スポーツに打ち込む子供の気持ちが、ちょっとはわかる気がします。
好きとか、嫌いとかでなく、やっていないと辛いのかもしれません。
勉強に打ち込むのも、結構いいですよ!
いろんな大きな世界を知って、羽ばたける子がしますから。
羽がどんどん背中に伸びて、どこまででも、飛んで行きたくなります。
外国へ飛び出そうと、めちゃくちゃ勉強をした高校時代。
そこで得たものは宝物です。
私の世界は広がって、とっても豊かになりました。
毎日とは関係のないような勉強を、一緒にするのもいいですよ!
永見塾はベースキャンプです。みんなが最高峰まで飛んで行けますように。
# by Nagami Prep School | 2012-03-01 03:20 | Trackback
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